2013-07-21 Sun

参加人数は全体で70名位でした。
今回、教室からは
ユタカ君が中級、S君が初級で参加しました。
1試合目ユタカ君の相手は、
前回、倉敷予選の初戦で負かされた子でした。
リベンジを果たしたいと気合が入っているようでしたが、
際どい攻め合いから、決めにいった一手が二歩で、負けてしまいました。
本人はショックでしばらく椅子から立ち上がることができず、
目に涙を浮かべていました。
初戦でこういう負け方をすると、ユタカ君の場合、後の試合全部に影響することが多かったので、
「これはまずいなぁ」と思いました。
とりあえず励ましていましたが、中々表情が落ち着きませんでした。
「S君の試合見てくれば」
と言い、ユタカ君は仲間のS君の試合を見に行きました。
ユタカ君の話では、S君が優勢だったのですが、
相手が金で王手をしてきたそうです。
それを普通に取ればよかったのに、取れないと勘違いして、
S君は相手に「負けました」
と宣言してしまったそうです。
周りの子にそれを指摘されて、ショックを受けていました。
これまた衝撃的な負け方で、
S君も泣いてしまいました。
私もその辛さはわかるので、貰い泣きしそうになりつつ、嫌な予感がしました。
二人とも、この嫌な負けを引きずり、この後も全部負けるようなこともあると思いました。
私の教室から二人が出て、その二人が共に全敗というようなことになれば、
私の指導に原因があるとしか思えません。
ユタカ君は
S君が泣いたのを見て
「オレと同じタイプだな」
と、いつもの表情に戻りました。
S君のおかげで精神的に立ち直ったようでした。
S君にも
「ユタカ君も二歩で負けたんだから気にしないでね」
と慰めました。
その後は二人ともスッキリした表情で対局に向かいました。
ユタカ君はその後3連勝し、最後に勝てば3位になれるところを、中学生の子に負けて、
結局3勝2敗でした。
中級の部は強い子が多く、
大会前には勝ち越しを目標にしていたので、それは達成できて良かったです。
その後、指導対局ではなんとあの広瀬七段に6枚落ちで勝たせてもらいました。
広瀬七段に褒めてもらい、とても喜んでいました。

S君は最終的に2勝3敗でした。
S君には
「大会には強い子ばかり出てくるんだから、1勝でもできれば凄いことだよ」
と言っていました。
初めての大会で2勝できたのは上出来だと思います。
勝った2試合はともにきちんと時間を使って考えて指していました。
負けた対局はあまり考えずに早く指しているように見えました。
実力的にはもっと勝てたと思うので、この悔しさを次にぶつけて欲しいと思います。
二人とも、引き続き教室でも将棋の勉強を頑張って欲しいと思います。
いいお話ですね、子供たちも自分で立ち直って
逞しいです、これをバネに飛躍してくれればいいですね。
逞しいです、これをバネに飛躍してくれればいいですね。
2013-07-22 月 18:04:01 |
URL |
友遊クラブ
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> いいお話ですね、子供たちも自分で立ち直って
> 逞しいです、これをバネに飛躍してくれればいいですね。
コメントありがとうございます。
大人の私でも、将棋で負けて泣きたいくらいの気持ちになることもあります(笑)ので、
子供達にとっては勝ち負けの刺激はとても強いものなのだろうと思います。
こういう経験で簡単にあきらめたりしないような子に育って欲しいと思っています。
> 逞しいです、これをバネに飛躍してくれればいいですね。
コメントありがとうございます。
大人の私でも、将棋で負けて泣きたいくらいの気持ちになることもあります(笑)ので、
子供達にとっては勝ち負けの刺激はとても強いものなのだろうと思います。
こういう経験で簡単にあきらめたりしないような子に育って欲しいと思っています。
2013-07-23 火 06:11:14 |
URL |
sinito1211
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