2014-09-23 Tue
10月7日の「頭のよくなる将棋と算数の教室」に参加してくれる子が増えてきました。
今のところ1年生が4名、2年生2名、3年生が2名、4年生が2名、6年生が2名の計12名の参加予定です。
通常の教室に来たことのない子が3人来てくれます。初めての子の参加募集はこの3人で終了します。
人数が揃ったので
チームを分けて競い合い、優勝チームに賞品のような形を考えています。
私は将棋は子供達の脳にとても良い影響を及ぼしていると思っています。
せっかく将棋を指せる優秀な子達が集まるのですから、
この教室に参加して学校の成績が上がり、
「将棋のできる子は勉強もできる! 」ということをそれぞれの学校で証明してもらい、
将棋をやってみようと思ってくれる子、将棋を習わせたいという保護者の方が増えていき、
将棋を指す仲間がたくさん増えてくるというのも、(大分遠回りですが)私の狙いの一つです。(笑)
そこで、嫌がる子もいるかもしれませんが、
チーム対抗戦に計算対決を入れさせてもらおうと思います。
90分の内5~10分程度の時間でやります。
計算対決は、
これまで私が教室やこのブログで何度もお伝えしてきた「詰将棋の早解き」のように、
効果絶大の練習方法です。
将棋教室をやっている私が言ってはいけないことかもしれませんが、
計算が早く正確にできるようになると、詰将棋が早く解けるより良いことがたくさんあると思います。(笑)
内容は1年生の3名に関しては「10になる数」をやります。
(本当は繰り上がりのある足し算をやりたいのですが、まだ学校では習っていないと思うので、
一回目はとりあえず簡単な問題で様子を見ます)
こんな感じの問題を用意します。

3年生以上の6名に関しては、
「余りのある割り算」をやります。
こんな感じの問題です。

3年生には少し厳しいような気もしましたが、
参加予定の3年生二人は将棋を見ている限りでは相当頭が良いです。
二人とも難しい3手詰がスラスラ解けるのですから、この程度の問題はすぐにスラスラ解けるようになると思います。(笑)
百ます計算で有名な隂山先生によれば、この余りのある割り算が早く正確に解けるかどうかが、
小学生の内に習う計算の中で、とても大切とのことです。
余りのある割り算は、
仮に42÷6だったとすると、まず6の段の九九をイメージします。
ここで九九の記憶の正確さと速度が要求されます。
さらに42-36で2ケタの繰り下がりの引き算の速度と精度が要求されます。
割り算をやりながら、掛け算とひき算も鍛えられるので、一つで3つおいしいです。
計算の速度には個人差があり、
我が家の長男のように遅い子のやる気がなくなるようなことは避けたいので、
学年別に基準タイムを決めて、それ以内にできればチームにポイントが入るような形にしようと考えています。
計算練習をどうしてもやりたくない子はやらなくて良いですが、
団体戦で勝ちたい子は、チームのために今の内から計算をトレーニングしておいてほしいと思います。
実際の問題と基準タイムは参加する子には10月2日に渡しますのでそこから7日までの間に最終トレーニングをして、団体戦に備えてください。
※(訂正)本によって違いますが、隂山先生によれば、だいたい3年生で上の写真の50問が10分以内、4年生で5分以内、6年生で2分30秒以内で解けるようになると十分な計算力が身についていると言えるそうです。(相当厳しいと思います。最初の基準タイムはもう少し甘くしようと思っています。)
1回目では数十分かかる子もいるそうですが、詰将棋の練習と同じで何回も繰り返してタイムを縮めていきます。
是非チームのためにがんばって欲しいです。
練習用の問題は3年生の教科書の上巻のP70にも載っています。
もし上の写真のような感じで練習したい子には既にお持ちの方も多いかもしれませんが、
下のドリルをお薦めします。(下のドリルには10になる数は載っていません。実際には下のドリルとは違う問題を用意します。)
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昨日ユタカ君にこの計算対決の話をしたら
詰将棋の早解きのイメージが強すぎて
「D君(1年生)には絶対に勝てないと思う」
とのことでした。
たしかに私もD君が「あまりのあるわり算」を凄いスピードで解くイメージは
簡単に浮かびます(笑)が、残念ながら今回はD君には「足して10になる数」に挑戦してもらう予定です。
将棋は学年があまり関係ないのですが、さすがにこういう計算対決は
学年による影響が大きいと思います。
学年が下の子に負けても自尊心が傷つかないように配慮しますが、
息子も3年生の子達より遅いのも嫌なようで、今日から練習をするそうです。
(もちろん10月2日まで実際に使う問題は渡しません。)
団体戦は他にも詰将棋を解けた数、アルゴ、算数の面白い問題、論理問題等の総合獲得ポイントで勝敗を決めます。
この計算対決だけで勝負が決まるわけではありませんが、お家で前もって準備できるのはこの計算練習だけです。
この計算だけは面白くないかもしれませんが、なんとかお付き合い頂くようにお願いします。(笑)
参加希望の子は前もってご予約頂くようお願いします。