2014-02-28 Fri
毎週90分という短い時間ですが、教室の時間内は、子供達に楽しく積極的に頭をフル回転してもらいたいと思っています。
もちろん、対局や大盤で一緒に勉強してもらうことでも、子供達は一生懸命考えてくれています。
しかし、それぞれの対局が終わる時間には必ずズレがあり、毎回必ず、他の対局が終わるのを待つ子が出てきます。
本当は待ち時間に、他人の対局を見て勉強すれば良いのですが、
それも中々難しいようです。
そこで、前回から、経験者の子達を対象に、「懸賞詰将棋」というのを出すようにしました。
(初心者の子はまだ早いので私と対局したり、3手詰の本を解いたりしてもらっています。)
この「懸賞詰将棋」というのは、
「天地明察」という本で、
数学の問題の解きあい勝負をしている場面からヒントを得ました。
子供達のレベルより少し高い詰将棋の問題を数問大きいプリントにして、
置いておきます。
時間の空いている子は、その問題を考えてもらって、
答えがわかったらボールペンで書き込んで貰います。
5問正解すれば、6連勝までの賞品をもらうことができます。
(難易度は高いので、教室の時間内で5問解くのは数カ月かかると思っています。)
答えるのは早いもの勝ちですが、
間違っていればポイントが減ります。
他人が既に書いた答えが間違っていると思えば、
新たに自分の答えを書いても良いです。
本当は、子供達同士で問題を作って出し合うような感じにすると、
まさに「天地明察」の世界なのですが、まだ早いので、
とりあえず最初は、私が用意した問題をみんなで解きあう形にしようと思います。
対局相手が居ない子達は真剣に詰将棋に取り組んでくれていました。
簡単な問題を早く正確に解けるようにすることも大事ですが、
1問をじっくりと考えるようにするのも大事です。
昨日、ユタカ君は20分程度一つの問題を考えていたようで、
帰ってきてからもまだその問題を覚えているようでした。
ここまでじっくり問題を考えたのは初めてでした。
真剣に考えたからこそ、数時間経った後でもまだ問題を覚えています。
K君もS君も10分以上真剣に考えてくれていました。
K君は問題をお家に持ち帰りたかったようですが、
懸賞詰将棋なので、メモ等での持ち帰りは厳禁にします。
頭に入れて持ち帰るのは禁止できないので、がんばって覚えてみてください。(笑)
対局、プリント、大盤での勉強、詰将棋バトル、懸賞詰将棋
を教室の主な内容としてやっていきます。
大事なのは子供達が楽しめるかどうかで、
そのために少しずつやり方は修正していこうと思います。