2013-02-14 Thu
どうぶつしょうぎが充分に強くなってきたので、5歳になった次男と本将棋(普通の将棋)を指すようになりました。
駒の動かし方は完璧になったので、
(駒の動かし方の教え方はこちらを参照してください)
まず最初は、
将棋盤を使って詰将棋を解き始めました。
1手詰めです。
解けると褒められるのがうれしくて、どんどん解いていきます。
1手詰めの本1冊を数回繰り返します。
その内、簡単な1手詰めは数秒で解けるようになります。
この1手詰めの詰将棋によって、
①「玉の詰む形を覚える」
②「駒の使い方を覚える」
③「数秒間駒を見ながら考えることができる」
以上のような効果があります。
①「玉の詰む形を覚える」
これがきちんできないと、
将棋の対局をなかなか終わらせることができません。
入門者同士の対局で、よく見るのが、お互いに詰ますことができずに、
ダラダラと何十分も対局が続きます。
これでは、将棋が面白くなくなってしまうかもしれません。
逆に、これさえ覚えれば、劣勢の将棋を一発逆転できることもあります。
②「駒の使い方を覚える」
1手詰めでも、それぞれの駒の性能を駆使して詰ます手がたくさん出てきます。
実戦でも使える手ばかりですので、「玉を詰ますこと」以外でも上達が見込めます。
③「数秒間駒を見ながら考えることができる」
個人的にはこの効果が一番大きいのかもしれないと思っています。
入門の子で、あまり落ち着いて考えることができずに、すぐに指してしまう子が
よくいます。1手詰めはその1手の意味をしっかり考えなくてはならないので、ここで
考える癖が身につくと、実戦でもきちんと考えることができるようになります。
これらを身につけてから、
通常の将棋の練習に入った方が、
上達は早いと私は思います。
1手詰めの簡単な問題がだいたい10秒程度で解けるようになったら、
駒落ちと3手詰めの学習に入ります。