2013-02-08 Fri
駒を取ったり取られたりする際に、注意しなければならないのが、
駒の「効きの数」です。
下の図を見てください。

「おはじき」の置いてある場所の互いの「効きの数」を数えてみます。
森側(下側)はゾウが効いているので「効きの数」は1です。
対して空側(上側)はキリンとライオンが効いているので「効きの数」は2です。
従って、この「おはじき」の場所については、空側(上側)の方が効きが多いということになります。
効きが多い場所に
下図のように打ち込んでしまうと

「効きの数」が少ない森側は駒を損してしまうことになります。
(この場合では、キリン1つ(4点)と、ゾウとヒヨコ1つずつ(4+1=5)の交換となっていまいます。)
将棋を始めたばかりのお子さんには、
取ったり取られたりする際に、「効きの数」を数えてもらうようにしています。
しばらく数えていると慣れてきて、
あまり意識しなくても
「この場合は打ち込める」、「この場合は駒の効きを足す必要がある」
などと自分で判断できるようになってきます。
これは、本将棋(普通の将棋)を指す場合でも、とても大事な基本です。
将棋の攻めでは、足し算と引き算を使いますが、
その前に、「効きの数」を数えられるようになる必要があります。