2013-02-02 Sat
将棋の初心者の子に教えなければならないことが、「駒の価値はそれぞれ違う」ということです。
どうぶつしょうぎをやっているときに、駒の価値について考えてもらうようにしていました。
「どれが一番大事な駒?」
と聞くと
たいていの場合は
「ライオン」
と言いますが、
たまに、自分が好きなどうぶつの名前を言う子もいます。
「どうぶつしょうぎで一番大事な駒はライオンだよ。
何でだと思う?」
などと子供達に考えさせながら、一つ一つ駒の価値を教えます。
ここで、難しいのは
ゾウとキリンとヒヨコの価値の違いです。

私は、
動ける場所の数を基本に価値を考えるように教えます。
ゾウとキリンは4個ずつなので、価値は同じということにします。
ヒヨコはニワトリになれれば価値はあがるけど、ヒヨコのままのときは
1個しか動けないので、ゾウとキリンよりは価値が下です。
大事なのは、
自分のゾウやキリンを相手のヒヨコと交換してしまったら、損をしたと思えるようにする。
ことです。
ゾウやキリンと私のヒヨコを交換しようとしたら
「えっ、交換してくれるの?」
と喜ぶと、自分が何か損をした気持ちになるようです。
何度か繰り返すと、損を認識するようになります。
このことが、
将棋の駒の価値を教える際の土台になるのだと思います。
将棋の場合は、駒の価値はより複雑で、
局面によって駒の価値が変わったりします。
だから面白いのですが、将棋の駒の価値については、ずっと後に
書けたら書こうと思います。