2016-09-29 Thu
二週間ぶりの教室で18名の参加でした。先日の大会に初出場の子達も居て、将棋へのモチベーションが上がっているように感じました。
是非継続して参加して欲しいですし、まだ参加経験のない子も参加してみて欲しいです。
上級クラスは、実戦詰将棋の復習と新しい問題をやりました。
復習問題を忘れてしまっている子達もいたので、次回も復習問題をやります。
中級クラスは、相掛かり戦法の定跡を勉強しました。
先日の大会に初参加のやる気のある子達は、お家で棋譜並べなどをしてみたようでした。
しっかり勉強すれば、凄いスピードで強くなると思うので、私も楽しみです。
棋譜並べの練習用として、難しめの詰将棋と解答もお渡ししましたので、興味のある子は並べてみると良いと思います。
手数が長くて解けるわけないと思うかもしれませんが、一問並べるだけで、たくさんの詰手筋、将棋の技をマスターすることが
できます。プロの対局一局を並べるのは、難しい手もあり大変かもしれませんが、
長手数の詰将棋の場合には、重要な意味のある手の連続ばかりなので棋譜並べの練習として最適と思い、
お渡ししました。次回も渡します。
初級クラスの子達は、詰将棋検定の問題を一緒に解いていきました。
基礎的な詰将棋を理解できた子から戦法などの話に参加してもらいます。
詰将棋検定については、過去の問題を答えられない子がいるのを何度か見ており、
次回から、合格者が2人以上いなかった場合には、連帯責任で全員級を一つ落とすというルールにしました。
すでに上がっている二段合格の5年生K君、初段合格の6年生K君も、
状況次第では詰将棋検定復活ということになります。
先日の新潟のJTテーブルマーク大会で、146名参加の中で3位に入った6年生のK君が、
その大会の際にもらった色紙、消しゴムなどを寄贈してくれたので、今日はそれを賞品にさせてもらいました。
上級には色紙、中級には本で、初級には成績の良かった順に消しゴムを選んでもらいました。
成績が同じだった場合には、対局態度、大盤講義の態度が良かった(うるさくなかった)方を優先しました。
少し慣れてきて騒がしくなっている子もいるので、今後そういう子達には、降級などのペナルティも検討して、
静かに将棋の練習をできる環境にしていこうと思います。
3級の3年生のD君は6連勝で、次勝てば昇級という一番に1級のK君に挑みました。
惜しくも敗れてしまい、とても悔しそうでしたが、しっかりと感情をコントロールできていました。
昔は、どちらかというと泣く方だったかもしれませんが、将棋が強くなる過程で感情のコントロールがしっかりとできるようになっています。今日泣いてしまった子には、D君を見習うように伝えました。
強い子達の将棋でも、二人に一人は必ず負けています。そういう子達の負けた後のふるまい、対局中のふるまいも見て欲しいです。
強くなればなるほど、静かに指しますし、負けても感情はあまり出さず、コントロールできるようになります。
一歩一歩将棋も心も強くなっていってほしいです。
【クラス別駒落ちトーナメント】
上級優勝 二段K君
今日はたくさんの賞品をどうもありがとう。
3位でも全く満足せず、とても悔しがっているところから、もっと強くなるのだろうと感じています。
中級優勝 8級R君
下の級の子には勝率9割、上の級の子には1割という感じです。
今日もらった本を繰り返し解けば、上の級の子に対する勝率も上がってくると思います。
初級優勝 15級D君
今日のメンバーの中では一番強いだろうと思っていました。
大会でも勝てるようになってくると思うので、詰将棋をしっかり練習して欲しいです。
もう一回優勝したら、中級トーナメントに参加してもらおうと思います。
今回の優勝で14級に昇級してもらいます。
【敗者復活トーナメント】
優勝 6級Y君
大盤の勉強では、いつも一番積極的に答えてくれています。
今日最後の対局も終盤少しもたついているように見えたので、
終盤の精度を上げれば、もっと勝率は安定してくると思います。
【詰将棋検定の合格者】
4級合格 2年生K君
前回の答えをしっかり覚えていました。
棋譜並べと詰将棋をやっていくと、もっと勝てるようになると思います。
8級合格 4年生M君
先日初参加の大会では、強い相手と当たってしまったようでしたが、
今後も大会参加する気満々という感じでした。
大盤の勉強をやっていても、知識がついてきているのがわかります。
今のペースだと、相当に強くなるでしょう。
11級合格 1年生R君
詰将棋はできているのに、実戦になると適当に指すときがあるように思えます。
将棋は一手悪い手指すとそれだけで負けてしまうことが多々あるゲームです。
実戦でも早く指さずしっかり考えるようにするとよいでしょう。
12級合格 1年生K君
今日も、将棋には勝ったのに、勝ち方を巡って、話し合いの場で、泣いて大きな声を出すということがありました。
今日は、最初から、まだ前回優勝の余韻に浸っているような感じだったので、
「そんなに簡単には勝てないよ」と伝えたのですが、やっぱり勝てると思っていたのに負けて、悔しくなり泣いてしまったようでした。
ちょっと強くなって調子に乗って、勝った相手に負かされる。
将棋ではとてもよくあることです。
「勝って奢らず、負けて腐らず。」で頑張ってほしいです。
13級合格 3年生D君
大盤の詰将棋などもすぐにわかっている感じなので、ミスをしなければ、将棋も詰将棋もドンドン級は上がっていくと思います。
とても静かに真剣に指していますので、数か月で相当に強くなると思います。
ちょっと日数が開いたので、少し落ち着きがない時もありましたが、
おかげさまで、まずまずの教室だったと思います。
次回以降もしっかりと将棋を学べる環境を作っていきたいと思います。
今日も、開始前、終了時の片づけのお手伝い頂きありがとうございました。