2015-05-15 Fri
詰将棋検定14級の問題でいつも間違えてしまっている子が複数名いるようなので、少し詳しくご説明します。
14級に合格している子は読む必要はないと思います。
下の問題です。

間違えてしまう子はいつも1五角と打ちます。

確かに、この手も相手の玉を狭くしていて筋の悪い手ではないと思います。
仮に相手が2四歩と受けてくれば、

同角で詰ますことができます。

詰将棋の相手は常に一番良い受け方をします。
持ち駒があるので2四に何か駒を打って受けます。

これで詰んでいないので、最初の1五角は正解ではありません。
正解は、4二角(5一角も正解)です。

教室で私は「玉を片方から攻めずに、挟み撃ちをするように!」と言うこともあるので、
下から追いかける手を打ちにくいのかもしれません。
一応詰みの形の一つですので、覚えて欲しいと思います。
前回、14級に合格できなかった子達は全員この問題だけ間違えていましたので、
再度確認して次回の検定には合格して欲しいと思います。