2015-02-27 Fri
火曜日の魔法陣の問題が難し過ぎたとのことだったので、簡単に解き方を説明しておきます。
考え方を説明するために数字は簡単なものに変更します。
教室では、わざと大きい数字を入れて面倒にしています。
これは嫌がらせではなく、計算ミスしたら全て水の泡ということも今のうちに痛感して欲しいからです。
問題は
下の図を縦、横、斜めの合計が全て同じになるように
数字を入れよ。

という問題でした。
下の3つの数字しかわかっていません。
そこで、上の3つを仮にA,B,Cとして計算していくやり方を説明しました。

いろいろな解き方があるのですが、
これまで何度も勉強した知識の応用でも解けます。
A+B+C=21
で
A-B=5
B-C=5
ということはこの前の教室で全員(2年生以上)理解できたと思います。
全部の合計(和)がわかって、それぞれの差もわかっている時には、
どんな技を使えばよかったのでしょうか?
和差算です。

こういう感じに線分図を書いて、
数字を記入していけば答えは出ます。
いちいち数字は書きませんが、教室の2年生以上の子は上記の説明で解けると思います。
忘れてしまった子や上の説明でわからない子がいれば次回の教室の時に聞いてください。
この問題を解けるかどうかで、次回のチーム優勝が決まるかもしれません。
将棋ができる子なら、簡単にすぐ理解できる問題です。
将棋が出来る子はみんな考える力が備わっているということをいつも感じます。
3月10日には前回の問題と同じ問題の他に、少し変えた問題を出題します。
楽しみにしていてください。
前回初参加の子も1人継続参加してくれることになりました。
1年生チームが人数が多いので、チーム編成を少し考えようと思います。
次回は、トーナメントで京都将棋もやろうかと思っています。
新しいゲームは脳を活性化するのにとても良いそうです。
2015-02-26 Thu
今日は体験の子が一人来てくれて、16名の参加でした。最初に詰将棋チャレンジを行いました。
大盤講義は、
12級以上の子を対象に、飛車落ちの棋譜を勉強しました。
前回、10級で飛車落ち対局をやりたくないという子がいたので、
駒落ちの上手の練習にどういう意味があるのか、どういう風にすれば良いのかというのを、
渡辺二冠の飛車落ち棋譜を使って勉強しました。今後は自信を持って駒を落としてほしいと思います。
教室では、千駄ヶ谷の将棋会館道場等、一般的な将棋道場と同じように、
厳格に級差により駒のハンデをつけています。
そのハンデで連勝すれば昇級としているので、教室内においては、
実力が級ではっきりとわかります。
教室で級が上の子と下の子が、大会で当たるとだいたい級が上の子が勝ちます。
私は、棋力に差のある子同士の一方的な展開になる平手対局が嫌いです。
それは特に強い方の子にとってメリットよりデメリットが多いと思っています。
今日の話も参考にして駒落ち対局を楽しんでほしいです。
今日の対局は、飛車落ちの組み合わせも多くしました。
そのうち、二枚落ち、角落ちの勉強もしたいと思っています。
13級以下の子は、基礎的な詰め手筋の一つ、「危険地帯に誘え」のパターンを勉強しました。
来週は今日の内容を復習した後、次の手筋に進みます。
余裕のある子はお家で、今日のプリントの問題を考えてみて欲しいです。
今日は5年生のS君が3連勝で通算4連勝となりました。
もう少しで昇級のチャンスです。
次週は先日のゆぴあの決勝で負かされたM君とのリベンジマッチをしてもらいます。
チームバトルの途中経過です。
K君チ ーム(2級K君、11級4年生R君、13級N君) 120ポイント
D君チーム(4級D君、8級3年生S君、14級2年生R君、15級Yちゃん)105ポイント
M君チーム(6級M君、9級2年生R君、12級1年生S君)121ポイント
5年生S君チーム(6級S君、9級H君、10級トモフミ君、14級Aちゃん)106ポイント
3月26日まで今のチームで続けていきます。
今日体験に来てくれた子には、アシスタントのY君から90分間丁寧に指導して貰いました。
Y君は説明が上手で、とても優しいです。初心者の子に教えるのは私より確実に上手いと思います。
これまで、たくさんの大会で真剣勝負をしてきて、良い思いも辛い思いもたくさん経験しているので、
将棋覚えようとしている子にとっては、見本となるお兄さんです。
手伝ってくれて本当に感謝です。
2015-02-24 Tue
今日は13名の参加でした。いつものように、最初にウォーミングアップ計算問題を解いてもらい、
解けた子から今回の課題に取り組みました。
手違いで1年生のD君に、2けたの引き算の問題と、2けたの掛け算の問題がいってしまったのですが、
引き算に関しては、全部解くことができたので、その分ポイントをあげました。
2ケタの掛け算も諦めずに5分間がんばったところがD君の将棋の強さの秘密かもしれません。
ちょうどプリントを用意しているので、ということは、2年生以上の子で1年生向けの足し算を解いた子がいるはずなのですが、謎のままでした。(笑)
今日は初参加の子が2人居て、その子達に、教えることがたくさんあり、
全体的に慌ただしくなり、申し訳なかったです。
この教室は少しずつ内容を追加してきているので、初めての子には大変だったと思います。
魔法陣は前回の復習問題の他に更に難易度の高いものを出題しました。
簡単な方程式を使う問題なのですが、かなり難しかったようでした。
次回同じ問題を再出題しますので、ポイントが欲しい子はお家で考えてきてほしいです。
今日は時間がなかったので、あまり詳しく説明できませんでした。次回はもう少し、詳しく説明したいと思います。
アルゴトーナメントは4年生のH君が決勝で2年生のS君を破り優勝しました
テンパズルトーナメントは2年生のS君が決勝で4年生のH君を破り優勝しました。
どうぶつしょうぎトーナメントは2年生のS君が決勝で6年生のM君を破り優勝しました。
チームとしては、パーフェクト解答を出した子が2人いて、人数も多かった1年生チームが優勝しました。
3月の算数教室なのですが、私の都合で日程が変更になりました。
3月10日と17日に行います。
継続参加をお伝え頂いていない方は必ず前もってご予約頂きますようお願いいたします。
将棋教室は3月19日の回はお休みとなります。
教室の日程はコチラをご覧ください。
話は変わりますが、
明日の17時からのYBCの生放送で、
ユタカ君と、今日アルゴで優勝したH君達四小の4年生が作ったゆるキャラ
イチョリンが特集されるそうです。
ユタカ君達も、生放送のために学校に残るそうで、
テレビに映る可能性が高いので、お時間のある方は是非ご覧ください。(笑)
2015-02-22 Sun
おかげ様で電子書籍が少しずつ売れております。
1冊100円で、100円の本のロイヤリティは35%なのですが、
その内アメリカに税金で30%持って行かれるので、
私へ来るのは、25円程度です。
(免税手続きをまだとっていません)
この本で儲けを出そうと考えている訳ではないので、
利益は全く気にしていませんが、
私もお気に入りで使っているので、是非皆さんにも使ってほしいです。
今、3手詰めバージョンを執筆中で、
来週中に完成すると思います。
サンプルをご覧頂けない方のために、
一応出題形式をご紹介します。
1手詰の本からの出題です。

問題ページは上のようになっています。

解答ページは上記のようになっています。
上がイメージすべき問題図で下が解答図です。
1手詰と言っても頭の中で角の筋や飛車の筋を意識しなければならない問題です。
私は愛用していて、流行らせたいと思っています。
今日はゆぴあの大会の上級でK君が3位、
初級で、M君が優勝、5年生のS君が準優勝と教えてもらいました。
私は見に行けなかったですが、入賞できなかった子も含め教室の子達ががんばってくれたようで、嬉しく思います。
2015-02-20 Fri
教室でいつも出題している「目隠し詰将棋」の電子書籍を出版いたしました。![]() | 目隠し詰将棋 (2015/02/16) 伊藤 慎 商品詳細を見る |
kindleで検索すると、
将棋カテゴリで「将棋世界」に続き第2位に表示されていました。

さて今何冊売れているでしょうか?等、
気になる方もいると思いますので、
電子書籍事情については少しずつ暇な時に記事にしてみようと思っています。
売れたお金で皆さんを食事にご招待できる位なら良いのですが、
今は缶コーヒーを回し飲みするのが精いっぱい位です。(笑)
本に誤字が見つかるたびに、修正するのですが、
その修正が反映されるのに48時間かかったり、いろいろと面倒で、かなり大変でした。
もうすでに4回も販売を停止しています。
現在販売されているものに関しては、ある程度大丈夫だと思いますが、
もし修正点等見つかりましたら、すぐに修正しますのでやさしく教えて頂けるとありがたいです。(笑)
もう1冊1手詰だけの本も出版しています。教室の子はそちらから解くのがお勧めだと思います。
![]() | 目隠し詰将棋 1手詰 (2015/02/19) 伊藤 慎 商品詳細を見る |
スマホやPCでも読めるので、ご購入頂けると嬉しいです。
50問入って1冊100円ですのでお買い得だと思います。
いずれは、
将棋のルールがわからない方などに、将棋の魅力を伝えるような
初歩的な本も作ろうと思っていますし、
算数の教室でやっているような算数と将棋をミックスさせた本等も
作りたいと思っています。
教室の子ども達から詰将棋の問題を募り、
小学生詰将棋選集を作っても面白いかもしれません。
まだ稚拙な本で申し訳ないですが、徐々に精度を上げていきますので、
暖かく見守っていただければと思います。
2015-02-19 Thu
今日は14名の参加でした。最初に詰将棋チャレンジをやりました。
前回から最初の詰将棋の時間を多めに取っています。
じっくりと考える練習をして欲しいです。
講義は、
上のクラスの子には、
先日の朝日杯オープンで、
序盤藤井システムになりそうになった対局を勉強しました。
中終盤でもたくさんの手筋が出てきて勉強になったと思います。
下のクラスの子には、わかりやすい棋譜を使って、
攻め方を勉強しました。
下のクラスは将棋の楽しさを伝えることも重視しています。
チームバトルの途中経過です。
K君チ ーム(2級K君、11級4年生R君、13級N君) 95ポイント
D君チーム(4級D君、8級3年生S君、14級2年生R君、15級Yちゃん)85ポイント
M君チーム(6級M君、9級2年生R君、12級1年生S君)97ポイント
5年生S君チーム(6級S君、9級H君、10級トモフミ君、14級Aちゃん)86ポイント
数日前ですが、東京にお引越しした4年生のK君から嬉しいお知らせがありました。
将棋会館道場で1級に昇級したそうです。
私の将棋ウォーズのアカウントも教えておいたので、
まだ将棋ウォーズはやったことはないそうですが、
近々友達登録してくれるかもしれません。
東京にいるK君と山形の教室の子達の対局ができたら面白いと思っています。
2015-02-12 Thu
今日は14名の参加でした。最初に、新しくなった詰将棋チャレンジをやりました。
今回から13級以下の子向けの問題も追加しました。
簡単な詰将棋を解いて自信をつけて欲しいです。
また、クラスを二つに分けました。
9級以上の子は、
先週行われたA級順位戦の佐藤九段対広瀬八段の棋譜を使って勉強しました。
全部の解説は時間的に難しいので、仕掛けから終盤の入り口辺りまでの攻防を勉強しました。
最近は、私もプロの将棋を、「子ども達にわかりやすい面白い棋譜はないか?」
という視点で探しています。
この棋譜は子ども達にもとても楽しんでもらえました。
初級以下の子は、
大盤を使って、駒の価値について勉強しました。
将棋の基礎的なお話もしました。
来週は今日勉強した知識を使って、攻め方を勉強します。
ほぼ毎回、講義内容はプリントにしています。これは、
私の説明する技術が未熟で、伝えたいことを全部伝えられる自信がないので
前もってその日に教えたいことを作ったものです。
このプリントをお家で復習している子は確実に強くなります。
お家の方に読めない漢字など聞きながら是非復習して欲しいと思います。
今日は、2クラス分解説をしたので、私はあまり対局はできませんでしたが、
しばらくはこの形式で行います。
ある程度したらまた全体で一緒に、将棋の格言集を使って勉強したいと思っています。
今日は13級のS君が4連勝で12級に昇級しました。
また、15級のR君も3連勝で14級に昇級しました。
初級クラスのレベルも少しずつ上がってきているので、大会初入賞の子が出るのももうすぐかもしれません。
初級クラスの指導も頑張っていきたいと思います。
チームバトルの途中経過です。
K君チ ーム(2級K君、11級4年生R君、13級N君) 80ポイント
D君チーム(4級D君、8級3年生S君、14級2年生R君、15級Yちゃん)74ポイント
M君チーム(6級M君、9級2年生R君、12級1年生S君)89ポイント
5年生S君チーム(6級S君、9級H君、10級トモフミ君、14級Aちゃん)69ポイント
2015-02-10 Tue
今日は12名の参加でした。前回に引き続き学年別にチームを分けました。
最初にウォーミングアップ計算問題を解いてもらい、
解けた子から今回の課題に取り組みました。
計算タイムトライアルには、
以前教室で勉強した強引に2×5を作る計算テクニックの問題も追加しました。
魔法陣や類推問題も少し難しめのものを出しました。
特に今回の魔法陣は以前より何度も学習している和差算の技術を使って解くと
いう少し難易度の高いものでした。
最初はみんな解けなかったので、ヒントをあげました。
脳内将棋盤養成問題も好評だったので、
次回から通常の詰将棋の問題を減らして、脳内で解く問題を多くしようと思います。
アルゴトーナメントは5年生のS君が決勝で4年生のH君を破り優勝しました
テンパズルトーナメントは3年生のS君が決勝で2年生のS君を破り優勝しました。
どうぶつしょうぎトーナメントは2年生のS君が決勝で1年生のD君を破り優勝しました。
途中1年生のD君の必勝の形になっていたのですが、時間が足りなくなりD君が逆転負けをしました。
結局この結果が明暗をわけ、
チームとしては、2・3年生チームが3ポイント差で1年生チームを退け優勝となりました。
途中1年生チームがポイントでリードして、1年生の3人は優勝を確信していたようですが、
最後に逆転され、かなり悔しそうでした。
次回頑張ってほしいと思います。
最後に少しお話しましたが、計算タイムトライアルでかなりポイントを稼げます。
計算練習をしっかりやっているとチームにたくさんのポイントが入りますので、
優勝したい子は計算練習をしっかりやってきてほしいです。
明後日の将棋教室では、クラスを分けて勉強します。
下のクラスは、基礎的な攻撃の考え方、手順などについて、わかりやすい棋譜を使って勉強します。
上のクラスの子には最近のプロの将棋で私が面白いと思った棋譜を勉強しますので、
楽しみにしていてください。
2015-02-05 Thu
今日は15名の参加でした。今回から、通常の詰将棋の他に新たに考案した「脳内将棋盤養成問題」を出題してみました。
「サラの柔らかな香車」という小説を読んでヒントを得ました。
なかなか好評だったので、火曜日の将棋と算数の教室でも出題しようと思います。
今日は様子見で駒数の少ない問題を出しましたが、余裕だったようなので、
次回は少し難易度を上げます。
講義は角交換四間飛車をやりました。
基本的な攻め筋を紹介しました。
次回からは、形式を変えて勉強していく予定です。
今日は二人の昇級者が出ました。
D君が6連勝で4級に昇級しました。
D君はライバルと競いながら順調に力をつけてきているように思います。
トモフミ君が5連勝で10級に昇級しました。
実力的にまだ10級は早いと思っていましたが、
絶対勝てないと思ってあてた相手にまぐれで勝ち昇級してしまいました。
最近は、19時近くなった場合には、新しい対局は行わず、10秒将棋や、変わった将棋で、
楽しんでもらうようにしています。
19時近くなると教室内は騒がしくなってきますが、ある程度は良しとしています。
強くなるだけでなく、楽しい教室にしたいと思っています。
今回京都将棋を教室に持って行ってみました。
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トモフミ君は私と2~3局やったことがあり、
トモフミ君がD君にルールを教えたのですが、初戦でD君に負けて
「強いね」と驚いていました。
次回も持って行きますので、19時過ぎに手の空いた子はやってみてください。
チームバトルの途中経過です。
K君チ ーム(2級K君、11級4年生R君、13級N君) 69ポイント
D君チーム(4級D君、8級3年生S君、15級2年生R君、15級Yちゃん)58ポイント
M君チーム(6級M君、9級2年生R君、13級1年生S君)78ポイント
5年生S君チーム(6級S君、9級H君、10級トモフミ君、14級Aちゃん)56ポイント
次回から、形式を変える予定なので、どのチームがポイントを稼げるか楽しみです。
今日まで別メニューだったYちゃんにはD君チームに入ってもらいます。
先週末の村山市民将棋大会では、
CクラスでK君、中級クラスでD君、M君が出場しました。
K君はCクラスで3勝しました。
中級クラスではD君が3位、M君が5位に入りました。
今週日曜日の大会には教室からは、K君、D君、6級のS君の3人が出場予定です。
大人の大会です。勝ち負けは気にせず、一生懸命頭を使って欲しいと思います。
今日はK君に大人のおじさんのせこい勝負術を紹介しました。
私も中学生の頃にやられたことがあります。(笑)
次回は、2月10日に将棋と算数の教室です。
前回に引き続き、学年別チームの2回戦を行います。