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駒落ち対局について
教室では互いの級差によって駒を落として対局をしてもらっています。

これは私が、棋力に差のある子同士の平手対局で、
どちらかが圧勝するような残酷な将棋を見るのが嫌いということもありますが、
一番の理由は
適正なハンデを設定すれば、駒を落としてもらった方も落とした方も上達する
と考えているからです。
棋力に差がある子同士で平手で戦うと、弱い方の子には練習になりますが、
強い方の子は楽な勝ち方を覚えてしまって弱くなることもあると思います。


しかし、駒落ちでの対局が好きではない子も多いようです。

今回は私の駒落ちに対する考えを書きたいと思います。

いろいろとネットで情報収集すると
「駒落ちは平手とは別物だから将棋の上達には役立たない!」
という書き込みをみることもあります。
意見は人それぞれですが、私はそうは思いません。
子供の将棋では駒落ちは特に有用だと思います。

たしかに平手と駒落ちでは戦い方が異なります
例えば、角落ちの対局の場合には角交換ができず、
互いに持ち駒に角が入りにくいので、
角を派手に打つような展開にはなりにくいです。
だから角による王手飛車や角の打ち込みを気にする必要があまりありません。

また、飛車落ちでは上手(飛車がない方)の攻撃力が低いので、
平手のように主導権を握って攻めることはできません。


しかし、子供達の将棋は平手の定跡形で進むことは少なく、
形勢が大きく変動するので、むしろ「駒落ちの将棋の方が練習になるのでは?」とすら思っています。


将棋でもっとも大事なことは、その局面での最善手を考えることです。


仮に実戦で飛車が取られてしまったとします。
飛車がなくなってどうがんばるかを考えることは、実戦で不利になったときに戦う練習としても最適です。
しかも相手はそれで良い勝負位の棋力なので勝つ可能性も十分にあります。

飛車がないことを悲観するのではなく、飛車がない中でどう戦っていくかを考えることは、
実戦で未知の局面にぶつかった時に考える力を養うこともできます。

駒落ちの上手で指すには、前回の講義で勉強した「駒の効率(こうりつ)」がとても大事になってきます。
相手の方が級が下ということは、駒を使う技術は自分の方が上です。
そこで駒を効率良く使うことによって駒が少ないハンデを補うことができます。

私は火曜日の練習会では駒落ちの対局は全て本気で指しています。
四枚落ちや六枚落ち、八枚落ちでは普通にやっては勝てるわけがないので、
なるべくバランスを整えて相手が攻めてくるのを待ちます。
自分からは駒が足りなくて攻めることはできません。

相手の攻めの中で緩い手があればその隙に相手の駒を少しずつもらって、
駒損を回復したりして、徐々に形勢を良くしていきます。

ボクシングでいうと、ガードを固め、相手のパンチを浴びながら、急所だけは打たれないようにして相手が疲れてくるのを待ちます。
そして相手が疲れたら一発で仕留めるという感じです。


その内一度、中級クラスでも二枚落ち、飛車落ち、飛車香落の定跡を勉強してみようと思います。

以前から何度か書いていますが、駒落ち定跡はわかりやすい手の連続なので、平手より面白いかもしれません。

未分類 | 21:29:02 | コメント(3)