2013-06-27 Thu
今日は5名の参加でした。今回のテーマは香車の使い方でした。
プリントの問題をみんな一生懸命解いてくれました。
M君が詰将棋のタイムトライアルで1つ目の面をクリアしました。
1週間勉強してきたのがよくわかりとても嬉しく思いました。
それを横で見ていたR君が自分も「がんばらなきゃ」と刺激を受けたようでした。
前回までは勝ったり負けたりだった二人ですが、今日は詰将棋の成果が出たのかM君の快勝でした。
R君も1日5分でも良いのでお家で勉強してみて欲しいです。
S君は7月21日の大会に参加したいとのことでした。
初めての大会で緊張すると思いますが、それに向けて頑張って欲しいです。
詰ます力をもう少し高めれば、何試合かは勝てる実力があると思うので、お家で詰将棋を頑張って欲しいです。
D君は先週教えた玉の囲いをしっかりマスターして、
ユタカ君と3枚落ちでかなり際どい勝負になっていました。
詰将棋を解くスピードも本当に上がってきています。
ただ、我が家の次男もそうですが、
幼稚園児や低学年の子は視野がまだ狭く、飛車や角の効きを見落とすことが多いように思います。
「歩なし将棋」で、飛車角をたくさん使ってみるのも良いかもしれません。

(最初から歩を全部なくして対局をするので、飛車角が飛び交う乱戦になります)
来週は銀の手筋を勉強する予定です。
2013-06-24 Mon
将棋日本シリーズ こども大会 東北大会 9月14日(土)
宮城県
夢メッセみやぎ
6/28〜申込
今週末(6/28)より、将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会東北大会の申し込みが開始
します。
最大規模の将棋大会として、昨年ギネス世界記録に認定されたことでも有名な大会です。
開催場所が「夢メッセみやぎ」で、山形市からは1時間はかかると思うので、少し行くのが
大変です。
青森、秋田等から参加される子供もたくさんいる本当に規模の大きな大会です。
ちなみに昨年の参加人数は東北大会だけで403名(低学年:138名 高学年:265名)だったそうです。
この大会はクラス分けが
高学年の部と低学年の部のみとなっています。
参加人数にもよると思いますが、予選を3連勝した子だけが決勝トーナメントに進むことができます。
ただこの大会では、負けてしまった子や、付き添いの方も将棋を楽しめるコーナーが
あり、そこでいろいろな子と対局を行うことができ、景品を貰ったりすることができるそうです。
会場内ではプロ同士の公開対局も行われます。
大会の勝ち負けだけでなく、将棋を楽しむことができる素晴しい大会だと思います。
実は、私はまだ一度も行ったことがないので、今年こそ是非行ってみようと思っています。
この大会は事前に申し込む必要があります。
詳しくは下記をご覧ください。
http://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/index.html
2013-06-20 Thu
今日は5名の参加でした。今日は最初に「玉の囲い方」を説明しました。
ちょっと難しかったかもしれませんが、今後も対局等で繰り返し指導していきます。
よく初心者の子は玉を囲わずに戦いを始めてしまいますが、
玉を囲っていないと、王手に気づかなかったり、攻められた時にすぐ詰まされたりしてしまいます。
今日の対局では、玉を囲ってから戦いを始めるようにしました。
今日はD君がユタカ君に4枚落ちで勝ちました。
勝ち方が圧勝だったので、すぐに今度は2枚落ちで対局してもらいました。
かなり際どい勝負でユタカ君がかろうじて勝ちましたが、とても強かったそうです。
S君とユタカ君が6枚落ちで戦うとユタカ君がいつも勝ちます。
ところがS君とD君が平手で戦うといつもS君が勝ちます。
この不思議な三角関係の理由を考えてみました。
S君は終盤の詰ませる技術がまだ十分でないために、優勢になってもユタカ君をなかなか詰ませることができません。
D君は終盤の技術はしっかりしてきているためにユタカ君を詰ませることができます。
ところが、D君は相手の飛車・角のラインを見逃すことが多いために、いつもそれでS君に負けてしまいます。
S君は詰将棋をたくさん解けばすぐに強くなります。
D君は相手の飛車角の効きを意識しながら対局をたくさんすれば、もっと勝てるようになると思います。
M君はお家に将棋盤を買って練習してきたそうで、
今日は一番たくさん勝つことができました。
前回より明らかに強くなっていました。
まずは詰将棋で詰ます技術をしっかり身に着けて欲しいと思います。
R君は棒銀戦法をしっかり覚えていて、
学校の友達には勝てるようになったそうです。
詰将棋を引き続き頑張って欲しいと思います。
みんなそれぞれのペースで強くなってきていて嬉しく思います。
2013-06-17 Mon

ユタカ君は体調も完全に回復し、参加することができました。
参加人数は全体で54名でした。
低学年の部は24名でリーグ戦を行い、
その内4名が決勝トーナメントに進み、
優勝者が岡山県倉敷市で行われる全国大会に招待されます。
ユタカ君は
「優勝すれば神戸にいるおじいちゃんに会える」
と意気込んで臨みました。
くじ運があまり良くなく、強い子との対戦が多いなか、
3勝1敗で決勝トーナメント進出を掛け最後の試合に臨みました。
最後の試合は、その時点で4戦全勝の米沢の子との戦いでした。
相手は2級で、実績的にも分が悪いですが、粘り強く指しがんばりました。
結果的には負けてしまい、その相手の子がその後のトーナメントも全勝で、
山形県の代表になりました。
ユタカ君はその対局で負け、少し悔し涙を流してしまいました。
この涙がユタカ君をまた強くします。
ユタカ君に負かされて決勝トーナメント進出を逃してしまった子もいます。
25人で代表は1人なので、小学生には厳しい勝負の世界だと思います。
最近、私は自分の将棋でも
「勝ち負けよりも、考えられたかどうかが大事」
と思うようにしており、
息子にも、そう何度か言い聞かせました。
一生懸命考えた結果負けたのであれば、
それは相手の方が強かったのだからしょうがないです。
今日のユタカ君の対局は全部きちんと考えて対局をしていました。
親としては大満足の大会でした。
次は7月14日に空手の大会があり、
その後7月21日に将棋大会があります。
次の大会に向け、教室でもがんばって欲しいと思います。
(毎週教室で指している効果だと思いますが、
今までは、3試合位した後は明らかにパフォーマンスが落ちてくる傾向があったのですが、
今回は最後の試合まできちんと集中できていました。)
2013-06-14 Fri
今日はユタカ君が熱が出てお休みだったため、4名の参加でした。
今日のテーマは「歩の手筋」と、
「代表的な詰め手筋」でした。
今回もプリントを2枚用意しましたが、
問題数が少し多すぎ、時間内に終わらなかったので、
2枚目のプリントは次回改めてやることにしました。
詰将棋の本も、みんなお家で練習しているようで、
スピードが上がってきていました。
S君とD君には、
今回から駒落ちで指導対局するようにしました。
6枚落ちと7枚落ちで対局しました。
まだ勝つのは難しかったようですが、
駒の働きを意識して、駒を損しないようにすれば
勝てるようになるので、引き続き指導していこうと思います。
M君とR君は、入会してくれた時期がほぼ同じですが、
棋力も同じ位で、今日は1勝1敗でした。
同じくらいの棋力の子と指すのが一番楽しいです。
二人で強くなっていって欲しいと思います。
いよいよ日曜日は
第13回全国小学生倉敷王将戦県予選会があります。
ユタカ君は出場が微妙な所ですが、
それまでに回復してくれればと思います。
2013-06-10 Mon
将棋には、「手筋」と呼ばれるたくさんの技があります。手筋には簡単なものから難しいものまでたくさんあります。
技をスパッと決めるのも将棋の醍醐味の一つだと思います。
技が決まるとそれだけで勝負が決まってしまうことも多いので、
有段者同士の対局では、互いに技を警戒し、その結果実際の盤面に大技が現れることは少ないかもしれません。
(水面下ではたくさんの技の筋を互いに狙い合い、消し合っています。それが面白いのです)
しかし、子供同士の対局では、互いに技が見えていないことが多いために、派手な技をかけるチャンスがたくさん訪れます。
将棋の技をたくさん学ぶことも強くなる上でとても大事なことです。
(ただし、どんなに凄い技を決めても、詰ますことができないと勝てないので詰将棋を最初に教えています)
教室でも、毎回いろいろな技を教えていきます。
今回は、私が実際に教室で配っているプリントから問題を抜粋して、
手筋の教え方について書いていこうと思います。
以下は有名な桂馬の手筋です。

「桂のふんどし」と言います。
この局面だけを見れば、駒の動かし方がわかる子は、どこに桂を置けば良いかすぐわかると思います。
大事なのは、実戦でこれに気づけるようにすることです。
そのためにプリントでは、実戦風にして、「桂のふんどし」を決めることができる場所を探す訓練をします。

これを見つけることができるようになったら、
今度は、「桂のふんどし」を決めることができる一手前の状態の局面を作って、
そこでどうすれば「桂のふんどし」を決めることができるかを考えてもらいます。

このように段階を踏んで「桂のふんどし」という手筋を使いこなせるようになってもらいます。
ちょっと将棋を知っている人にとっては簡単すぎる問題ですが、
初心者の子には結構大変な問題のようです。
ひとめの手筋、羽生の法則等の本は、こういう手筋がたくさん載っていて、とても良い本なのですが、
![]() | 将棋・ひと目の手筋―初級の壁を突破する208問 (MYCOM将棋文庫SP) (2006/08/01) 不明 商品詳細を見る |
![]() | 羽生の法則2 玉桂香・飛角の手筋 (将棋連盟文庫) (2011/10/14) 羽生 善治 商品詳細を見る |
部分図であることと、各問題の難易度がバラバラで、初級クラスの子供が読んでいくのは難しいと
思い、毎回自分で作ることにしています。
教えた手筋を指導対局ではなるべく食らうようにしてあげます。
覚えたその日の内にその技を使うと記憶が定着しやすいとの考えからです。
中級クラスの子には、これらの問題は簡単過ぎるので、
他のプリントを用意しています。
プリントで学習することの利点は、お子様のレベルに合わせて、
適度な難易度の問題を提供することができることです。
メールで直接私宛てにお問い合わせの方は、こちらまでお願いいたします。
2013-06-08 Sat
下記のブログで2013年7月21日の将棋大会についての記事が書いてありました。
http://endai.exblog.jp/
以下抜粋させて頂きます。
================================
◎最上義光公没後400年記念
第3回山形県子ども将棋最強戦&学生オープン
将棋をとおして、礼儀を大切にする心や集中力、考える力を
養うとともに相互の友情と親睦を深めます。また、将棋の
普及拡大と棋力向上を図るため、山形県子供将棋最強者・
山形県オール学生チャンピオンを決定します。
1.開催日時 平成25年7月21日(日) 午前10時~午後3時30分
2.会 場 山形市総合福祉センター 交流ホール(2階)
山形市城西二丁目2-22 TEL.(023)645-9230
3.日 程 午前 9時10分~9時50分 受 付
10時00分 開 会
10時15分~15時20分 対 局
15時20分~15時30分 表彰式、閉 会
4.主 催 山形県子供将棋育成会
5.後 援 日本将棋連盟山形県支部連合会、山形県の将棋を育てる会、
山形新聞・山形放送
6.協 賛 最上義光歴史館
7.招待棋士 日本将棋連盟棋士 広瀬章人七段 矢内理絵子女流四段
8.参加資格 県内の小学校から大学に在籍の児童・生徒・学生
(県内出身、県内在住の大学生、大学院生も可)
9.参 加 費 1,000円(昼食付)
10.対 局
■ 最 強 戦 (小・中学生)
上級(3級以上)・中級(4~7級)・初級(8~10級)の各クラス別の
スイス式トーナメント戦(5~8回戦とする)
■ 学生オープン (小学生から大学院生までの児童・生徒・学生)
総平手戦。スイス式トーナメント5回戦。
持ち時間各20分。使い切ると一手30秒の秒読み。
*小中学生で、3級以上の児童生徒は最強戦か学生オープンのどちらかへの参加となります。
(初段以上の免状をお持ちの場合は学生オープンへの参加と なります。)
■ 将棋教室 初心者の方には、将棋教室を行います。
11.表 彰 等 表彰は各クラス6位まで。入賞者には賞品授与。
最強戦(上級の部)優勝者には初段免状を贈呈します。
学生オープン優勝者には三段免状を贈呈します。
*学生オープン優勝者で三段以上の免状既得者には、相応の賞品を授与します。
12.参加申込 事前申し込み(各子ども将棋教室の指導者)及び当日も会場で受付いたします。
注意 大会の方式(回戦数)は当日の参加人員によって決定します。持ち時間は秒読み付きを予定しており、終了予定時刻がずれ込むことがあります。
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NHK杯の解説聞き手でお馴染みの矢内理絵子女流四段も来られるようです。
教室の子達も是非参加してみてください。
教室でも改めてご案内させて頂こうと思います。
2013-06-07 Fri

今日は5名の参加でした。
今日から新しくM君が入会してくれました。
詰将棋の本をプレゼントしました。
お家でも詰将棋を解けば、すぐに強くなるので是非頑張って欲しいです。
今日のテーマは桂の手筋でした。
簡単な問題も多かったので、プリントは2枚用意しました。
4月から毎回とても大事なテーマを指導していて、
それを新しく入会してくれたM君とR君にはまだ教えていないので、
二人には別メニューで「詰みの形」を説明しました。
次回も別メニューで指導する予定です。
二人とも理解力が高いので、
あとはお家で詰将棋をがんばればすぐに他の子に追いつくと思います。
S君とD君は2ヶ月前とは見違えるほど強くなっています。
悪い手が減ってきています。
今日S君と6枚落ちで本気で指しましたが、一瞬負けるかと思いました。(笑)
ユタカ君が昨年10月に天童市民将棋大会で準優勝した時には、
まだ私に6枚落ちで勝てなかったので、
私に6枚落ちで勝てれば、大会の初級の部で結構良い成績を残せる実力がついてきていると言って良いと思います。
そろそろS君とD君には、負けてあげる必要がなくなってきているようなので、
少しずつ駒落ちで指導対局をしていこうかと思っています。
まだ正式に発表されてはいませんが、7月21日に山形市霞城公民館隣の建物で、
将棋大会が開催されるようです。
この大会には初級の部があるので、是非教室の子達も参加してみて欲しいと思います。
正式に発表されたらまた教室でもご連絡します。
2013-06-01 Sat
詰将棋の解き方には「簡単な問題を早く解けるようにする訓練」と、
「少し難しめの問題を深く考えるようにする訓練」の二つがあると思います。
「どちらが効果があるのか?」ということですが、
私は、それぞれ別の部分が鍛えられると思っています。
「簡単な問題を早く解けるようにする訓練」は、
詰将棋の問題の答えを考えるというより、
詰みの形をきちんと記憶できているかのチェックのような作業です。
これの効果は、「感覚を養う」ということだと思います。
この「感覚」というのは、
実戦で、相手の玉形(王様やその周りの駒の位置)を見て、
「これは詰みそうだな?」や「こうすればもうちょっとで詰む形になりそうだな?」
などということを感じる「感覚」です。
たくさんの詰む形を知っていると、実戦で相手より早く詰みそうな形に気づくことが
できるようになります。
相手が気づいていないのに、自分が気づいているということはとても有利です。
詰む形を覚えておらず、考えなければ解けない段階では、
実戦では「詰みそうな形」に気づきにくいです。
詰将棋の本では「3手詰めの問題だ」ということが分かっていて解いていますが、
実戦では、その局面が「3手詰めです」なんて教えてもらえないですし、
詰みがあるかどうかすらわからない状態から考えなければなりません。
その状態で詰みそうな形であることに気づくためには、「詰みの形」を記憶している必要があります。
実戦では
「詰みそうだな?」
と思った後に、
今度はその「感覚」が本当に正しいのかを考える必要があります。
この時に役立つのが、
「少し難しめの問題をじっくり深く考えることができる力」です。
これが所謂「読みの力」です。
この「読みの力」は、終盤(詰む詰まないの局面)だけでなく、
序盤(互いに駒の配置を決めている段階)に置いてもとても役に立ちます。
「自分がこうしたら相手はどうするだろう?」
と深く考えていくことができるようになります。
前々回の教室から、
この「感覚」と「読みの力」両方を鍛えるトレーニングを始めました。
3月に教室に来た時には、
学校で友達に全然勝てなかったS君が、
教室に通い始めて3か月弱で、かなり勝てるようになってきたそうです。
「勝つための技術」を一生懸命教えているので、
当然とも言えますが、
そういう話を聞くのは
私のモチベーションにも繋がります。
教室の子が、大会や、学校で、他の子にたくさん勝てるようにがんばっていきたいと思います。