2013-04-30 Tue
おかげさまで、将棋教室が始まって1カ月半が経過しました。現時点における、教室での将棋の勉強の進め方について書かせていただきます。
お子様達が楽しく学べているかを見ながら随時内容は修正していきたいと思っています。
当将棋教室では、
最初の30分程度で、その日のテーマに沿った将棋の技や、考え方を指導します。
主に、オリジナルのプリントの問題を解いてもらいます。
問題は、その子の棋力にあった問題を用意します。
適度な難易度の問題はとても面白いので、お子様は自然に集中して頭を使うことができます。
駒の動かし方がわからない子には、おはじきやモールを使って、駒の動かし方を覚えてもらいます。
(詳しくはコチラをご覧ください)
その後の60分程度で、講師との対局や、生徒同士の対局を行います。
その子のレベルに合わせたハンデをつけて、負けてばかりにならないように配慮します。
将棋が強くなることはもちろんですが、
自分の頭で考える癖を付けられるように指導したいと思っています。
2013-04-26 Fri
今日も参加人数は3名でした。最初の30分で、今日は前回紹介した玉の詰ませ方の中から、
「危ない場所に誘う」パターンと、「逃げ道をふさぐ」パターンの問題に絞ったプリントの
問題を解いてもらいました。
王様を詰ませる技術が身に付けば、実戦でも勝ちやすくなるので、
しばらくは、教室でも勉強の中心は詰将棋にしようと思っています。
ただ解くだけよりも、パターン別に解いていった方が、身に付きやすいと思うので、
次回も、パターンを絞って練習をしていこうと思います。
その後、新しい戦法を一つ教えて、いろいろな組み合わせで実戦練習をしました。
今回初めて、初心者の子同士の平手の対局をしてもらいました。
なかなか見ごたえのある熱戦となりました。
子供には、子供同士の対局が一番楽しいので、少しずつ子供同士の対局を増やしていこうと思います。
私はうっかりしていたのですが、
来週はお休みになります。
次回5月9日まで、できる範囲で結構ですので、詰将棋等頑張ってみてほしいと思います。
2013-04-19 Fri
私のiphoneで息子達は「どうぶつしょうぎウォーズ」をやっています。面白そうなので、私もやってみました。
正直、「本気でやれば、相当いけるだろう」という根拠のない自信はありました。
「将棋とほとんど同じルールで、それが小さくなっただけなんだから、」と舐めていました。
設定をかなり強めの人と当たるようにしてやってみましたが、
有段者の人相手では、ほとんど勝てませんでした。
ここからは言い訳になりますが(笑)、将棋と違い小技があまり効かないので、
相手の得意パターンに持ち込まれ一気に負けてしまうのです。
数局やってみて、自分なりに、少し理解したことがあるので、それを書きたいと思います。
今回はこの局面です。
お互いに駒をさばきあった(交換しあった)よく出る形です。

この局面、森側(下側)の番だと、即詰み(王手の連続の詰み)で森側の勝ちです。

そして、空側(上側)の番でも、即詰みではありませんが、空側の勝ちとなります。

おはじきの場所にヒヨコを打たれるのを防ぐしかないのですが、
どう防いでも、ライオンを上がられると、負けてしまうのです。

この発見を息子に説明すると、
「そんなのみんな知ってるよ」
と言われました。
どうぶつしょうぎウォーズで3級の息子にとっては、超基礎的な情報だったようです。
「どうぶつしょうぎウォーズ」の猛者達は、こういう形をたくさん知っていて、
必ず負けるこれらの形にならないように、数手前の状況から、慎重に駒を動かしています。
他にもたくさん必勝の形を見つけたので、いずれ書いていきたいと思います。
2013-04-19 Fri
今日も参加人数は3人でした。先週渡した詰将棋の本をがんばって解いてきてくれたみたいで、
とても頼もしく思いました。
今日は最初の30分程度で「代表的な詰め手筋」「玉の捕まえ方」をテーマに勉強しました。
(手筋とは将棋の技のことです。)
前回と今回で「王様を捕まえる技」を一通り紹介しました。
少し難しかったと思いますが、
王様を捕まえることができるようになれば、将棋の対局(試合)がきちんと終わるようになります。
一応、お家でも復習できるように、教室で解いた問題をプリントとしてお渡ししています。
(手書きで申し訳ありません)
今回教えたことは、とても大事なことなので、度々教室でも復習しようと思います。
まだ、それぞれのレベルに差があるので、生徒同士の対局よりも、指導対局の方が、
上達の効果があるという判断から、
今回は三面指し(三人対一人でそれぞれ将棋を指すこと)で指導対局を行いました。
子供たちの指し手が早く、中々大変でしたが、
一局の流れの中で、大事な考え方を細かく教えることができるので、
またやってみたいと思います。
最後に2対2に分かれて、リレー将棋をやりました。
一つの盤でみんなで対局するのも、良い勉強になると思います。
詰将棋の効果もあり、鋭い手が連発する面白い一局になりました。
詰将棋は将棋の基礎トレーニングですので、引き続き頑張って欲しいと思います。
2013-04-16 Tue
ご存じの方も多いと思いますが、先月より毎週人間対コンピューターの団体戦が行われています。今の所、人間側の1勝2敗1引き分けとなっています。
いずれコンピューターの方が強くなるのは間違いないと思いますが、人間が踏ん張る姿をしばらくは見ていたいです。
この団体戦は電王戦と名づけられ、ニコニコ動画等で中継されているのですが、
正直、ここまで面白いとは思いませんでした。
このイベントが面白くなっている理由の一つに、演出の仕方が素晴らしいということがあげられると思います。
興味のある方は是非、下のリンクから、第5戦の宣伝動画を見てみてください。
コメントが流れるのを消してみるとより楽しめると思います。
http://www.nicovideo.jp/watch/1365807103
2013-04-12 Fri

今日も参加人数は3名でした。
今後、教室では、毎回一つテーマを決めて、指導をしていこうと思います。
今回のテーマは「詰みの形」です。
将棋の技術の中で最も大事なのが詰ませる技術です。
これを鍛えるのが、将棋が強くなる上での最短ルートだと思います。
詰ませる技術を鍛えるのに最も良いのが、
「詰将棋をたくさん解く」
ということです。
新入会の子には、詰将棋の本をプレゼントしました。
教室の時間は、週に1回の90分と限られています。
もちろん毎週教室来るだけでも強くなっていきますが、
毎日少しでも詰将棋を解くと、強くなるスピードは大幅に加速します。
初心者の子が詰将棋を解く上での注意点は、
①わからなかったら答えを見る
②同じ問題を何度も解く
ということです
①わからなかったら答えを見る
数分考えてわからなければ答えを見て考えていいです。
初心者の詰将棋を解く目的は、「詰みの形」を覚えることです。
長い時間、無理に考えると、ストレスがかかり過ぎて、詰将棋自体が嫌になってしまいます。
②同じ問題を何度も解く
教室でプレゼントする詰将棋の本は、比較的簡単なので、答えを見ながら解いていけば、
結構すぐに解き終わると思います。
全問解き終わったら、また最初から解いていきます。
ほとんどの問題がスラスラ解けるようになれば、その本はもう解かなくて良いです。
今日の教室で説明した「詰みの形」を復習できるようにプリントもお渡ししました。
そちらも参考にしながら、詰将棋を少し解いてみて欲しいと思います。
参考記事
こどもに将棋を教える方法 入門期編(5歳~小学生)①最初は1手詰めから
2013-04-07 Sun

今日は天童市で第43回 天童さくら祭り将棋大会が開催されました。
50名を超える参加人数でした。
昨年、ユタカが将棋を始めて最初に参加したのが、この大会です。
その時は、初級の部で出場して、1勝しかできませんでした。
今回は、中級の部で参加しました。
中級の部は、初級の部に出れば優勝を狙える子ばかりが出場しているので、
中々勝つのが大変でした。
結果は2勝3敗でした。
全対局内容がよく、勝ってもおかしくない試合ばかりでしたが、
最後の詰めが少し甘かったので、
その辺りを教室でも、もう少し鍛えていきたいです
次男トモフミは初級の部で出場させる予定でしたが、
対局中に歌を口ずさんだり、よそ見をしたりする癖が直らず、
5試合落ち着いて指すことが難しいという判断から、
今回は見送りました。
次回は、6月に倉敷王将戦があります。
ベストが尽くせるように、練習を頑張って欲しいと思います。
2013-04-05 Fri
今日から新入会の子が増えて、3名になりました。
まだ人数が少なめで、少し寂しい気もしますが、
初心者の子には特に丁寧に教えるチャンスなのでしっかりと指導していきたいと思います。
最初に、新しく入ってくれたD君に、駒の動かし方を説明しました。
まだ幼稚園児なのですが、どうぶつしょうぎが物凄く強くて驚きました。
我が家の息子達は共にどうぶつしょうぎ大会で優勝経験があり、
他の子に負けるということがほとんどありませんでした。
そのユタカが簡単に2連敗してしまいました。
どうぶつしょうぎが強いだけあり、
駒の動かし方を覚えるのも、とても早かったです。
おそらく数回で他の子と普通に試合できるようになると思います。
今後、指導していくのがとても楽しみです。
いつも来てくれるS君も、指導対局の際、
「友達と指したときにこうされたんだけど、どうすればいいですか?」
などと自分が実戦で疑問に思ったことをいくつか質問してきてくれました。
この姿勢は強くなる上でとても大事なことです。
まだ4回目ですが、確実に強くなってきているので、こちらも本当に楽しみです。
実は、今日
将棋教室に向かう途中、家のすぐ近くに
なんとあのスギちゃんがいました。
妻が次男を連れて、スギちゃんに会いに行きました。

2013-04-02 Tue
「将棋を始めるのに、幼稚園児ではまだ早いでしょうか? 」というご質問を頂きました。
私は、
早く始めれば始める程、より強くなると思っています。
小学生の大会で幼稚園児の子が優勝するようなこともたまにあります。
我が家の次男も4歳の時は、まだ、なかなか落ち着いて座っていることができずに、
将棋どころではなかったのですが、
5歳になってからは、だいぶきちんと指すことができるようになり、
小学生の子にも結構勝てるようになってきました。
近々、将棋大会にもデビューさせる予定です。
幼稚園の年長位になってくれば、きちんとした指導を受ければ、
すぐに強くなります。
駒の動かし方の教え方はコチラを参照してみてください。
(もちろん、実際の教室では、このブログよりわかりやすく教えることができます)
私の教室では、
今はまだ人数が少ないので、
特に丁寧に教えることができます。
(もちろん人数がある程度増えても、丁寧に指導いたします。)
将棋のルールをわからない子供でも、
将棋に興味さえあれば、すぐにできるようになります。
(最近は、どうぶつしょうぎを既にやっている子も多く、
どうぶつしょうぎは将棋と共通する部分が多いので、
かなり早く普通の将棋ができるようになります。)
最初は、
たくさん勝ってもらい、将棋の楽しさを存分に味わってもらう
のが私の指導方針です。
幼稚園児のお子様の、将棋教室へのご入会をご検討の方も、
是非、一度、教室の体験・見学にいらしてください。
2013-04-02 Tue
私がこどもに将棋を習わせたかった一番の理由は、
「将棋が強くなる上で、こどもにとって必要なことがたくさん身につけることができる」
と確信しているからです。
わたしは、こどもの将棋大会をよく見に行きますが、
小学生の将棋が強い子で、
「落ち着きのない子」は見たことがありません。
「集中力のない子」も見たことがありません。
将棋が強い子は、朝10時から始まる大会で、
大会の1時間程度前から練習将棋を指し始め、5~6時間平気で指し続けることができます。
もちろん、お昼休憩中などは、外で遊んだりもしますが、
集中した状態を長時間維持することができます。
百マス計算で有名な陰山先生が
「集中することが学習の本質」とおっしゃっていました。
将棋はある程度考え方がわかってくると、
とても面白いので、長い時間、集中して頭を使うことができるようになります。
長時間集中した後には、「脳に良い汗をかいたような状態」になります。
小学生の内に、「集中すること」ができるようになっていると
その後、「将棋」から「勉強」へと、学習対象が変わった時にも、
集中して勉強できるようになると私は思っています。
当将棋教室でも、
将棋の面白さがわかるように指導していきます。
是非一度、体験や見学にお越しください。
お問い合わせは下記までお願いいたします。