2013-01-30 Wed
前回の駒の動かし方を教えるところの大事な続きの話なのですが、
将棋の駒の動き方には大きく分けて3種類あります。
一つは
王、金、銀、歩
のように1個ずつ動く駒です。
次に
飛車、角、香
のように線で動く駒です。
最後に、
桂
のように飛び越すことができる駒です。
玉、金、銀、歩のような動き方はどうぶつ将棋と同じなので、
子供はすぐに理解できますが、
飛車、角、香、桂は
少し難しいようです。
そこで私は、
飛車、角、香に関しては、モールを使って、
線で働くことを教えるようにしました。
桂は、おはじきを使うことで何度も他の駒を飛び越させて、
動き方を教えました。
ただ動かすだけだと理解しにくいですが、
おはじきを置いたり、
モールを置いたり
と手を使い,かつ視覚的に理解すると
あっという間に、駒の動かし方はマスターできました。
特に、このモールを使った
飛車、角、香の動かし方を教えると、
この3つの使い方が本当に上手くなり、
私がびっくりするような上手い使い方をするようになります。
覚えたて期に視覚的に飛車や角や香が線で働くことを意識することは
その後の将棋上達の上で結構重要なことだと私は思っています。


2013-01-30 Wed
まず大事なのは、駒を動かす楽しさを知ってもらうことだと思います。
将棋を全く指したことのない子にはどうぶつ将棋が最適です。
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「駒には動ける場所と動けない場所がある」
「順番に動かすことができる」
「駒は取れる、取った駒は使える」
将棋の基本的なルールがすぐにマスターできます。
元々、将棋好きの父親にも関わらず、
当時、息子達は全く「将棋」に興味を示しませんでした。
しかし、なんとか息子達と将棋をやりたかった私は、
どうぶつ将棋を購入し、息子達に教えました。
当時、6歳だった長男のみならず、3歳の次男もすぐにルールを覚え、
我が家では度々、どうぶつ将棋大会が開催されるようになりました。
長男と次男が対戦し、次男の方が何故か勝てるので、
長男は泣いてやらなくなりました。
そこで私が登場です。
息子達と将棋を指したい私は、
長男のかませ犬役になりました。
長男と何試合もして、
負けます。
詰ますことすらわからないときは、
オーバーなリアクションを取り、
「まずい。キリンを持っていたのか!」
などと明らかなヒントを与えます。
父親に勝てるのはうれしいようで、
長男は次男とは「どうぶつ将棋」をやりたがりませんが、
私とはやりたがります。
数週間で、100連敗位しました。
そうすると自然と「どうぶつ将棋」のコツを自分なりに覚えてきたようで、
次男と対戦しても全く負けなくなりました。
今度は次男のかませ犬役を私がやります。
次男は長男とはやりたがらないですが、
私とは「どうぶつ将棋」をやりたがります。
長男は7歳になり、学校で将棋をやっている子の話を聞いてきて、
自分もやってみたいと言い出しました。
このまま長男は将棋のトレーニングを始めることになります。
(このトレーニングについては後日書きます。今回は導入期編です。)
4歳になった次男に、次のステップとして、大きな森のどうぶつ将棋をやらせてみましたが、
駒が多すぎて局面を把握するのが大変なようで、好きにはなりませんでした。
次男とは5歳になるまでは、どうぶつ将棋だけを指しました。
ただ、普通の対局に飽きた時は、
どうぶつ将棋の詰将棋を解いたりしていました。
5歳になると、将棋にも興味が出てきたので、
将棋を教えることにしました。
②駒の動かし方の教え方に続きます。
山形市の将棋教室でも小さい子には最初にどうぶつ将棋を教える予定です。
2013-01-29 Tue
2013年3月14日(木)より、山形市七日町セブンプラザのカルチャーセンターで「こども将棋教室」が始まります。教室は毎週木曜日の17時10分から18時40分までです。
駒の動かし方がわからない子から、
大会で入賞したい子まで将棋に興味のある方ならどなたでも大歓迎です。
将棋は本当に面白いゲームです。
お子様みんなが、楽しく学べることを一番にやっていきたいと思います。
料金は月額2940円(税込)となります。
講座体験もできますので、是非一度教室に来てみてください。
2013-01-28 Mon

昨日は山形市の霞城公民館で第43回山形市民将棋大会が開催されました。
同日に県内各地で将棋大会があったようで、参加人数は少なめの58人でした。
こどもの部は低学年の部と高学年の部にのみに分かれており、初級の部がなかったため、
初級者のこども達は勝ち星をあげることが大変なようでした。
あまり勝てなくてもまた将棋大会に参加しようという子供は本当に偉いと思います。
「負けた方が強くなる」とはいうものの負けるのは本当に辛いです。
ユタカは低学年の部で3位に入ることができました。
2試合目は、夏にボロ負けしている、天童市の格上の子との対局でした。
序盤早々に見落としで角をタダで取られましたが、諦めずに粘り強く指し、
最後は逆転勝利することができました。
本人にとっては大きな自信になったと思います。
ただ、その対局で疲れ果ててしまったようで、
対局後に行われた宮田利男七段による指導対局では眠いを連発し集中力を欠いていました。
来週2月3日には第38回小学生名人戦県大会が開催されます。
ユタカは支部推薦を頂き、名人戦の部に参加させてもらうことになったので、
それまでに体調を整えて臨んでほしいと思います。
2013-01-21 Mon
よく「将棋を指すようになると勉強はできるようになりますか?」
と聞かれます。
これに対して簡単に
「はい!なります!」
と言えれば良いのですが、
私自身、その根拠となる客観的なデータ等を充分に揃えられておらず、返答に困ってしまいます。
以前、羽生さんが講演会で
「勉強ができるようになるプロセスと将棋が強くなるプロセスは同じ」
とおっしゃっていました。
私はこれはその通りだと思います。
将棋は
覚えた作戦や技を、実際の対局で試してみて、上手くいかなければその理由を考え修正していく作業を積み重ねます。
勉強も教えてもらったことを、テストして、間違いを修正していきます。
小中学生の内に将棋を通して、このようなプロセスを学ぶことはとても意義があることだと思います。
山形市七日町に2013年3月より開講する将棋教室では、
将棋を通じてこども達の考える力をつけることを目指し楽しくやっていきたいと思います。
2013-01-16 Wed
2013年3月より、山形市七日町のカルチャーセンター内において、毎週木曜日の17時10~18時40分まで、将棋教室を開講することになりました。
講師の伊藤です。
今回は、第一回目の投稿ですので、
開講するに至った経緯を少し書かせて頂こうと思います。
私には、二人の息子がいます。長男は小学校2年生で、二男は幼稚園の年中です。
1年ほど前より、長男が将棋に興味を持ち始めました。
父親である私が、駒の動かし方から丁寧に教えていきました。
しかし、対戦相手がいつも父だけでは面白くありません。
私もアマチュアの三段程度の棋力があり、
山形市のこどもの将棋をもっと盛り上げていくのに、私も少しは役に立てるのではないかと思い、
カルチャーセンター七日町で将棋教室を開講させて頂くことになりました。
礼儀作法や集中力をつけるのに、将棋は最適です。
全く初めての初心者の方から、ある程度の棋力がある子供まで
、とにかく楽しい将棋教室にしたいと思っていますので、
皆さん是非参加してください。
3月から始まります。
(以下2013年11月追記)
更に生徒を増やし、教室を盛上げていくために、2014年1月より
北部公民館に移転することになりました。