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次回の初級講座の予習問題
昨日、初級の子達の将棋を見ていて、すぐに修正できる問題を見つけました。
来週その勉強をするのですが、週末の大会に出る子もいるようなので、予習用に内容をちょっと書いておきます。
次回の予習として、大会前の練習として、使うと良い結果につながるかもしれません。

まずは下の局面の先手と後手の詰みをそれぞれ見つけてください。

「先手の番だったらどうすれば詰みで勝ちですか?」
「後手の番だったらどうすれば詰みで勝ちですか?」
ということです。

昨日私に指摘された初級の子達は、こういう局面を何回も逃してしまっていました。
気付けば勝てていたのでとてももったいなく思いました。


201610141

大会の初級で2勝以上できるような子は大抵の場合この程度の問題は解くことができます。
この問題を解ける子に、解けない子が勝つのはかなり難しいと思いますが、
教室に来てくれている子達には、この問題を解く力はすでに身についています。



上の問題で、詰みに関係ない駒を外してみると、いつも詰将棋検定などで勉強している問題にそっくりになります。
上の問題が解けない子は、盤上の情報量が多すぎて、必要なものが見えなくなっていたのです。

201610142

こうなるととても簡単になります。みんな解けると思います。

注意しなければならないのが、後手の7七の角が2二の地点に利いているということです。
正解は
先手は▲2三角△3一玉▲3二金
後手は△8九龍

実戦では詰みがあるかどうか?
何手詰かどうか?
などを誰かから教えてもらうことはできません。
だから、盤上の情報から、詰みに必要な情報だけを取捨選択して、勝ちにつなげる必要があるのです。
必要な情報が何かを素早く認識するためには、ある程度の詰みの形を前もって覚えて置く必要があるので、
毎回詰将棋検定をやったり、詰み手筋を何度も解いてもらっています。


次回以降こういう盤上全体を見て考えるトレーニングをたくさんやってみようと思います。
強くなりたい子は、詰将棋検定の問題と、裏の問題を何度も繰り返し解いて、
「もう簡単過ぎて飽きた!」という位まで仕上げてください。



似たようなことを三年前に書いています。
少し切り口が違うので、ご興味のある方はそちらもご覧ください。

http://yamagatakodomosyougi.blog.fc2.com/blog-entry-65.html


こどもに将棋を教える方法3(初級編) | 10:07:38 | コメント(0)